札幌版次世代プラチナ&北方型住宅ZERO 300mm断熱No.44

福井の家2024

福井の家は北方型住宅ZEROと札幌版次世代住宅基準のプラチナグレードを満たす住宅である。西側壁面に太陽光パネル、床下にはポータブルタイプの蓄電池を設置して自家発電した電気をいつでも節電のために使うことができる。冷蔵庫や洗濯機のような日常使用にこうした自家発電したグリーン電力は大活躍している。特徴的なバタフライ型の屋根は2階の部屋の容積を拡大するために選ばれた形状である。すなわち2階リビングを吹き抜けとし子供部屋の上をロフトに使うことを意図している。福井地区は市内屈指の多雪区域だが屋根雪を落雪させる余裕など敷地にはない。Vの字の屋根は無落雪屋根の要求を満たしてくれる。家の周りに雪さえ落ちなければ開口部も動線も自由に計画可能となる。なにより小さな子供を持つ家庭にとって敷地内の安全は欠かせない。計画的には、南東に広がる山並みに対して開いた2階リビングとテラスを設けて室内のみならず半屋外の活動を家族ぐるみで楽しめる提案とした。特に雪深い地域において日当たりや降雪の影響を考えると思い切って2階に居間を持ち上げることはメリットが大きい。簡単に明るく眺めの良い室内とできるし、屋根の積雪荷重は最終的には1階に掛かるのだから1階は柱のないLDKのような大空間ではなくあえて小割の部屋を配置し、荷重的に有利な2階を大空間化すべきである。もちろん2階に上がる階段は十分に緩く計画することが大切である。途中から住まい手の要望により薪ストーブが加わった。パッシブ換気により薪ストーブの燃焼に必要な空気量は柔軟に供給可能なので安全に薪ストーブの炎を楽しむことができる。北国の住民が最初に建てるべき住まいを目標とした。
所在地
札幌市西区福井
施工
飛栄建設株式会社
主要用途
専用住宅
UA値
0.18W/㎡K
BEI
0.59
面積
44坪(テラス5坪+室内30坪+カーポート9坪)
その他
北方型住宅ZERO、札幌版次世代住宅基準プラチナ、耐震等級2

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