愛犬と暮らす300mm断熱の平屋NO.30

野幌の家Ⅱ2019

「野幌の家Ⅱ」は愛犬たちとの暮らしを前提にした30棟目となる300mm断熱の平屋住宅。幹線道路に接する私道沿いの敷地は意外な静かさ。その反面、周囲には3階建て以上の建物も建ち並ぶ賑やかな市街地でもある。こうした状況だと一般的には建物を高層化することで、日当たりの悪さや周囲から見下ろされるストレスを解消することに目標を置く。しかし住まい手が望んだのが接地性の高い平屋の暮らしだった。そのまま計画すると前述の想定が全て現実となりかねないので、中庭を囲むロの字型の間取りとすることにした。それでも居間を1階に作らざるを得ない以上、日当たりの問題は残る。そこで居間部分のみ二階建ての高さを持つ吹き抜け空間として高所の採光窓から光を居間に落すことを考えた。その一方で冬はよくとも夏場の暑さを考慮し採光窓の外には日射遮蔽用の外付けブラインドを取り付けた。
内装は元気な愛犬たちに負けぬように床と腰壁はタイル貼としている。計画換気は平屋のレイアウトに配慮して、第一種熱交換型換気(顕熱型)としシステムエア社(スウェーデン)のVTC300を採用している。
所在地  
北海道江別市野幌町
施工
飛栄建設株式会社
主要用途
専用住宅
UA値
0.22W/㎡K
面積
59坪(193.36㎡)
その他
北方型住宅2020同等、許容応力度計算による耐震等級1、フラット35SA金利仕様、C値:0.2cm2/㎡

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