赤い屋根の300mm断熱の家NO.35

宮の森の家Ⅱ2020

「宮の森の家Ⅱ」は札幌を代表する閑静な住宅街に建つ小さな赤い屋根の300mm断熱の住宅である。2014年竣工の「宮の森の家」からも程近い距離にある。宮の森地区の設計上の特徴としては傾斜地対応だろうか。いわゆる山側地域の常として敷地は概ね傾斜しており道路と必ずしも擦りついてはいない。傾斜の仕方も道路から見て単純に敷地が低い、高いばかりではなく道路自体が傾斜している場合も多い。例えば敷地の左端からなら何とか車で敷地内にアプローチできるが反対側は難しい等、計画前の敷地各部の高さ確認が欠かせない。道路から見て低かった「宮の森の家Ⅱ」の敷地は車の進入が安全にできるように建物を充分道路から離し緩い車路勾配として配置計画を行った。また南側道路敷地特有の日当たりの良さを生かすために1階居間の上部に大きなハイサイドライト(採光窓)を取り付けたが、向かい側マンションからの視線を考えてあえて曇りガラスとしている。
所在地
北海道札幌市中央区宮の森
施工
丸作吉田建産株式会社
主要用途
専用住宅
UA値
0.21W/㎡K
BEI
0.61
面積
36坪(室内27+カーポート物置9)(118.8㎡)
その他
北方型住宅2020、耐震等級2

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